好きなことしたら嫌われるから。前編

さて、と。 美容院からでて優雅な気持ちで時計を見たら2時53分。やば。いきなり現実。「ごめん! あと1時間だけ待って!」夫にメッセージする。 休日なので娘は昼から夫に預け、遅くとも3時には帰ると伝えていた。だけど、私はこの後どうしても買わなければいけないものがある。夫にはナイショで。 来月、ライターとして写真撮影をしてもらうことになっている。フルメイクの他に撮った写真全データがもらえるだけでなく、 […]

読ませたいは、つまり、伝えたい。

たまには思いのままに書く日があってもいいかなと思う、っていうか、こんな風につらつらと何を書くでもなく、でも残したい、手は動く、思いはめぐる感覚が私は好きなんだと思う。 「読まれる文章を書くためには」 ライティング講座でたたきこまれた。「書くことがすき」それだけでは到底タチウチできない、プロのプロによるプロになるための講座だった。プロってなんだろう。 「ライティング講座、開いてみようかなぁ」 夫に言 […]

だいすき、が言えなくて。

お母さん、だいすき。 子どもはそう思って生まれてくると信じてる。 私だって。 だけど。 お母さん、だいすき。 素直に言えた記憶がない。 昔から好きなものがいっぱいあった。お気に入りのおもちゃ、おねだりして買ってもらったカーディガン、キラキラのふでばこ、フワフワのぬいぐるみ。ぜんぶ好き。だけど、私の目にはたった一つしか映らない。さっきまで手に持っていたオモチャがなくなっても気づかない。カーディガンを […]

私を傷つけた小説の主人公に救われる。言葉って、やっぱりおもしろい。

ストーリーライターとしてある人のエッセイを書いている。 3歳の頃の話から、学生時代、恋の話、運命の人との出会い、子どもの話、将来の夢まで。それらを凝縮したエッセイにすることを仕事にしている。なぜと聞かれたら理由はたくさんあるけれど、まずは書くことがすきで、私がすきなことがみんなも好きなわけじゃなく、私の力を使って自分の思いをわかりやすく形にしたい人が世の中にいるなら、ぜひお手伝いしたいから。 手探 […]

だから書く。生きてるから。

人生はつながる。 あのときのあれがこうなって、こうなったからああなって。 ムダなことなんて何もなかったと思うけれど、そう思えるのは振り返る今がすきだから。今の自分がキライなときは過去にすがる。ほんのちょっとのモテ期をなつかしんで、あの頃はよかったな、なんて言う。 長い間、わたしもずっとそんな人生だった。小学校6年生のモテ期、といっても告白されたわけでもなく、たぶんわたしが好きな人は私のことがすきで […]

自信のないあなたへ。自信のない私から。

「自信」 高校時代、お守り代わりにカバンの中に入れてた本のタイトル。勉強もできて、しゃべりもうまくて、男子からも女子からも好かれるガラガラ声の女の子に嫉妬していた。私の方がかわいいのに。ハーフ顔の友達には、私の方が楽器吹けるもん。バスケットボール部のボーイッシュでかっこいいクラスメイトには、私の方がスタイルいいもん。早口で思ったことをどんどん言い続ける友達には、私の方が勉強できるもん。 私に友達な […]

やってもいいことだから選ぶ? やっちゃダメだけど選ぶ? 冒険したい主婦の小話。

1ヶ月前の私は自信がないくせに、プライドだけある高学歴の37歳、育休中主婦だった。つまり、夢だけは大きく語り、何も行動していない、行動しても小さな小さな範囲だけで、近くにいる5名くらいが見てくれるもの。 それがひょんなことから、金づかいが荒くなり、発言が過激になり、未来への突拍子もないことをあたかも現実であるかのように言い出している。これからどうなっていくのかわからないし、さっき占い師さんにもキツ […]

チャンスの神様とは、ぜったいに友達になれないはずだった 〜後編〜

「あみあみ、これ見てみ」 彼女のエッセイを書き上げてから1週間後、メッセージがきた。 チャンスの神様とは、ぜったいに友達になれないはずだった〜前編〜 そこには心理カウンセラー心屋仁之助さんのブログのリンクが貼られていた。彼女は彼の英語の先生で、来月から新しいカリキュラムをスタートするために自己紹介が必要だと聞いていた。 だけど、私の書くものはエッセイ。本人の人生をぎゅっと凝縮した小説のようなもの。 […]

ライターになりたい。ライターになる。ライターなんです。三段活用の法則。

「わたし、ライターなんです」 美容院の鏡越しにスタイリストさんにそう告げた。本来、そこは髪型をオーダーするところで、自分が何者かを言う必要はまったくない。でも、わたしは今日、彼にかならずこう伝えると決めていた。 個人で経営している美容院。席同士の距離は1メートルもない。隣の人の話し声は聞きたくなくても聞こえる。恥ずかしいなぁ。日曜だから混んでるだろうし。言えなかったときのための普通のオーダー方法も […]

チャンスの神様とは、ぜったい友達になれないはずだった 〜前編〜

「名刺? わたし持ってない。だって、めんどくさくない?」 名刺を配るのが当たり前の場で彼女は、笑顔で言い放った。こっちが悪いことをしているみたいで恥ずかしくなる。そんな言い方……。 ベリー色の派手なワンピース。ストレートの髪に濃いメイク。大きな笑い声。目立とうとしている人って苦手。彼女とは友達になれそうにもない。 「起業家に夢を語る13人の女子」と題されたそこに彼女はいた。本当は私も真っ赤のセータ […]