日記的。

2011年10月。九州・福岡にあみという32歳の女性がいました。

両親とも仲良く、仕事も順調。友達もいましたが、
唯一の悩みは、結婚相手に巡り会えないことでした。

そんなある日、京都本社の人事部長が九州出張の懇親会で「京都にでも出てくる?」とあみに軽く言いました。

それはあみにとって「京都に出てくれば、きっといいことがあるよ」という天からの声に聞こえました。

それから半年後の2012年5月。
あみは京都行きの新幹線に乗っていました。

周囲は「どうして?京都には友達もいないのに?」と不思議そうでしたが、
あみには何の迷いもありませんでした。

これが生まれて初めて、人生を変える選択をした日でした。

ただ一つ心残りは、両親のことでしたが、その思いを振り切り旅立ちました。

それから4ヶ月程立ったある日、
後輩からある婚活パーティに誘われました。2012年9月17日のことでした。
男性、女性60名ずつ。あっという間に時間が過ぎ、終了時間まであと少し。「今日はダメかも」と諦めかけていたその時、一人の男性が目の前に現れました。その人はあみが福岡から出てきたこと、そして今この場に立っていることの偶然をまさに自分の事のように興味を持ち、「あなた、何か持ってますね!」と最後にガッツポーズをしたのでした。その時、あみの心にキラリと光るものがありました。

その後すぐに、あみはその男性のところに行き、「この後の告白タイムであなたを指名しても良いですか?」と聞いてみました。

すると男性は、少し驚いた表情を見せながらも笑顔で「いいですよ。」と言ってくれました。

「よかった…」あみは少し安心して自分の番を待っていた、

その時でした。壇上に見覚えのある男性。別の女性が先にその人を指名していたのです!

あみの頭の中は真っ白。「私が告白しようと思っていたのに…」と落胆しながら独り言をつぶやきました。

それを聞いた隣の女性が「え!それはダメだよ!さあ早く!」と強引にあみの手を取り、男性の前に引っ張って行ったのです。

それには男性はもちろん、周りもびっくり。司会者も唖然としていました。でもすぐに司会者が「これはすごいことになったぞ!さあ、どうする?」と男性に二人の女性のどちらを選ぶか迫ったのです。沈黙。5秒。10秒。

「恥ずかしい!こんなはずじゃなかった!」とあみが思っていたその時、スッと手を引かれました。男性は約束通り、あみを選んでくれたのです。

その日から1年後の2013年9月15日。二人は上賀茂神社で一生の愛を誓いました。あみは思いました。天から聞こえたと思っていたその声は、自分の心の声だったんだな、と。

自分の気持ちに素直になれば、
周りの人が助けてくれて、自然と幸せはやってくるんだ、と。

そんなあみを少し離れたところから両親がうれしそうに見つめていました。

=============

2014年12月19日

この投稿から10年たっていることに驚きのような

悔しさのような気持ちです。
今朝、どうしてもこの文章を探し出して、
当時、朗読までしてくれたターキーさんの動画も紹介したかったのですが、
見つけられず、
文章だけ再投稿します。
まだライターと名乗れず、
ただ、想いを書き出していた私の文章ですが、
冒頭から
この文章を発表してほしいと推薦してくれえた女性が泣いていることに
驚きとすこしの喜びを感じていた気持ちを思い出しました。
文章はつかみが命。
やっぱりそうなんです。
この2行のフレーズが
彼女の心つかんだんじゃないかなって。
結果もハッピーに終わることを知っていなくても、
「私の話だ」と人は思えるだけで、
引き込まれます。
同じ経験じゃなくてもいい。
同じじゃないからこそ、
そこに温かいものがあると感じられる。
そんな文章って
やっぱりすきだし、
伝えたいし、
これを
音で表現してくれた方がいること、
伝え方を教えてくれた方がいること、
聞いてくれた人がいること、
いっしょに学んだ仲間がいたこと、

ぜんぶに…♡

ストーリーライティング講座
ワークショップや新年に向けての
自分と向き合いたいあなたに♡

インスタグラムからお越しいただけたらうれしいです
https://www.instagram.com/ami_passion_writer

Tags:

Comments are closed

Latest Comments

表示できるコメントはありません。