「もう無理…! 明日、代わりに行ってきて……」 深夜2時、私は旦那さんに泣きついていた。逃げ出したかった。大人としてやってはいけないとわかっているけれど、本気でドタキャンしかけた。 起業家である経沢香保子さんの前で夢を語 […]
今日が夫の誕生日だということはもちろん覚えていて、忘れているのではないけれど、忘れるほど忙しいという言い訳もできる。 それは私が今、一歳の娘を育てているから。しかもはじめて。何もかもはじめて。夫は40回目なんだから、はじ […]
もうキャーキャー騒ぐほどではなくなったけど、今でもあの目に見つめられると見透かされているようでドキッとする。 キムタクが好きだと言いはじめたのは、高校生くらいの頃からで、とにかくカッコつけて、ワザとらしく髪をかきあげるよ […]
もう限界だった。娘の鼻水がとまらなくて、夜中に何度も起きる日が1週間も続いていた。夫が休みになる日を待っていたのに、せっかくの土曜の夜に夫は友達との鍋パーティに行ってしまった。怒りがおさまらなくて、そのハライセに次の日は […]
「近くに寄ったら、顔くらいださんか」 「刺身の花は、飾りやない。しょうゆに散らさんか」 「トイレットペーパーは三角に折らんか」 あーいやだいやだ。おじいちゃんの小言は聞きたくない。めんどくさい。そんなことしなくても、生き […]
書く人になりたいとはじめて思ったのは、たしか大学三年生の頃だった。 就職先も決まっていなくて、自分がなりたいものも自信を持って言えない。当時、一番おなじ時間を過ごしていた友達が半年ぶりくらいに […]