【私を見て】

ずぅっと前から知っていたのに、

知らないフリをしていたのは、

見えない私を

信じられなかったから。

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目に見えるものだけが、

本物だと思ってきた。

ふと感じる淋しさや、虚しさは

感じる隙もないほど一瞬で私の中から消した。

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私から湧き出る気持ちよりも、

周りの気持ちを優先した。

人が心地よくあること。そのために動くことが、私の生きる目的だと思ってきた。

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幸せになりたい。

私の望みは、それだけなの。

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それなのに、

なかなか手に入らなかった。

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私にとっての幸せは、

私のことを一番に愛してくれる男性がいること。

家族以外でね。

いい子でいること、いい生徒でいること、いい友達でいること。それが、幸せのためにやるべきこと。

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幼稚園の先生やイラストレーターの夢、外大に行ってみたいなんてことは、幸せになっていない、ちっぽけで価値のない私のたわごと。そんなことしていいのは別のもっとすごくて、かしこくて、環境の整った誰かで、私はまだ違う、まだ未熟な私がそんな方向に進んだら不幸せになる気がして、諦めた。

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まず幸せにならなくちゃ。お母さんとおなじように。スタート地点にさえ立っていない私は、夢なんて言ってる場合じゃない。

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とにかく、幸せになりさえすればいいんだから。

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だから探したよ。

この人かな、

あの人かな。

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彼氏ができたら、好かれるようにいい子でいたよ。

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だけどお金を払うばかりだったり、大切に扱われなかったりした。誰からも好かれない淋しい私に戻りたくなくて、一度は私のことを好きになってくれたはずの彼の気持ちが離れていかないように必死だった。

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私はわたしを無視し続けた。見ているのは、目の前の誰かだった。

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見えない私の気持ちなんて、ないのと同じ。大切なのは、やっとできた彼氏、職場の評価、友達の視線、親のあたたかい眼差し。それが私の幸せのバロメーター。少しずつ、少しずつ積み上げていけば、いつかはゴールできるはずだから。

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すべての項目をチェックして、少しでもくるったら心も頭も大慌て。何が悪いの、わたしのどこを変えたらいいの、いつもそればかりだった。

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私の穴を埋めてくれそうなものをいつも探した。

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探しているときの私は自分を責める。足りない、足りないって思ってる。

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だけどね、そうじゃないんだ。もう、あるんだ。そう思ってみることにしたんだよ。この気持ちだって、私の中から湧き上がってくるものなんだ。それさえ、感じてあげたらいいんだ。

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それができたら、もう、幸せなんだ。

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私は生まれたときから、ここにあるんだから、ずぅっと幸せだったんだ。

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ごめんね。もう忘れないようにするからさ。こんなにカンタンなことなのに、難しいんだね。

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ごめん。もう怒らないで。ずぅっと一緒にいてくれてありがとう。ほんとに感謝してる。

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これからは、いっしょに幸せ、感じよう。

この命、尽きても。

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2019.08.01

私からわたしへのラブレター

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