世の夫よ、子育て妻を解放せよ! 無理矢理にでもマッサージに行かせろ!

娘が風邪をひいた。

鼻かぜでたいしたことはないのだけど、夜にぐずぐず鼻のなる音が聞こえると気になって眠れない。

夫は翌朝会社に行かなければならないから、娘が生まれてから寝室は別になった。こうやって娘が泣いたりしたときに起こさないようにするためだ。だけど、きっと一緒に寝ていても夫はおきなかっただろうと思う。

夫はいつでもどこでも寝られる体質。

リビングでちょっと横になったら3秒で寝てしまう。そのまま、ガーガーといびきをかいて私に怒られたことはもう数えたくもない。ちょっとやそっとの物音では起きず、大きく体をゆらさないと起きない。

私だって家事をしているし、昼寝できる環境ではあるけれど、夜はぐっすり寝たい。夫の睡眠時間だって確保してあげたいけれど、娘の風邪が5日も続くと、さすがにガーガーいびきがうらめしい。

月曜から金曜までがんばった。やっと土日がくるから、少しは夫に任せられると思っていたのに、土曜の夜にめずらしく予定が入ったらしい。聞けば、10年ぶりに会社の先輩と鍋パーティをするという。いいよ、いいよと言ってあげたい。

これまでの私ならそういって、気持ちを押し殺して笑顔で送り出しただろう。それが夫婦円満の秘訣だから。

だけど、自分でも気づかないくらい、もう限界だったみたいだ。思いっきりイヤミを言った。「じゃあ行くのやめる?」と夫は本気でもないくせに、ずるい返しをしてくる。そういうことじゃない。ただ言いたいだけなのも、わかってもらえない。

あげくに、やっと寝かしつけた娘を鍋パーティのメンバーからの電話で起こしてしまった。

あーぁ、サイアク。

出て行く夫を見送りもせず、娘を泣き止ませるためにドアをバタンとしめた。

あーぁ、ヤッチマッタ。

結婚して4年。夫婦仲良く、けんかもせずここまでやってきたのに、

もう私はムリっぽい。

いい嫁、いい母は限界だ。

チッ、自分だけいいよね。

夫は仕方なかったというかもしれないけれど、私は仕方なかったで娘を置いて眠ることもできない。5日間のうちに二回も病院に行って、鼻づまりでごはんをあまり食べなくなった娘をおだてながら、外にも連れ出せず一日を過ごしているのに。

いいよね、自分だけ。

ずっと前に、私よりも先に結婚した友達が旦那さんの文句ばかり言っていた。その時私は独身で結婚したいと思っていたから、その友達をワガママだと思った。旦那さんは一生懸命、外で働いているんだから、そんなに文句を言ったらバチがあたると思った。

そんな妻にはなるまい、と誓ったはずなのに。

あーぁ、サイテイ。

夫にしか文句は言えない。だから言うんだよ。

それが私の言い分でもあり、きっと友達もそう思っていたんだと思う。母親だけにのしかかってくる子育て。ありがたいはずなのに、しんどい。

2時間でいい。ひとりの時間が欲しい。でもそれが言えない。言えたとしても罪悪感がある。優等生のわたしが、「こら! なんばいいよっとか!」と怒ってくる。

でもね、でもね、

こうやって夜中にネチネチと夫の恨みつらみを書くことだって罪悪感がある。おなじ罪悪感なら、このループから抜け出せるほうを取ればよくない?

うん、そうだ。

夫が帰ってきたらこう言おう。「おかえり。あした、朝からマッサージに行ってもいい?」

あーぁ、やっと言えた。

わたしの今の望みなんて、これくらいなんだよ。

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