叶えるつもりのない夢なら、いくらでも。

もうキャーキャー騒ぐほどではなくなったけど、今でもあの目に見つめられると見透かされているようでドキッとする。 キムタクが好きだと言いはじめたのは、高校生くらいの頃からで、とにかくカッコつけて、ワザとらしく髪をかきあげるような男なんて、毛嫌いする友達の方が多かったけれど、私はあえてそんな男が好きだと堂々と宣言した。 自分の魅力を恥ずかしげもなくさらけ出して、自信のなさなんて、これっぽっちも見せないキ […]

富士山なんて登らなくても一番になれるんだから。

逃げ帰ったようなもんだった。周りから見れば、東京に残らずに実家のある福岡に就職先を見つけただけ。だけど、私の気持ちは違った。もうここからでることはないんだろうな、と思った。親に干渉されずに一人で生きたいと思って飛び出したのに、一人で生きることの淋しさだけを覚えた東京だった。   淋しさをうめる時間は、思った以上に長くかかった。どんなに親に甘えても足りなくて、もう私は一人では生きられない人 […]

がめつく生きろってなんだよ。20年前の先生に言いたいことがある。

「がめつくなれよ、もっと」   はぁ? しかなかった。三者面談で目の前にいる担任の先生の言葉。隣に座っている母も黙っているので、同じ気持ちだろうとチラッと見やると、なんと泣いていた。家に帰ってからも母は、「あの先生だけよ、あんたのこと、わかっとるのは」とまたウルウルしていた。意味がわからない。 「がめつくなれ」とは、標準語風に言えば「積極的に」の意味。もっと汚く言えば、「人を蹴落とすぐら […]

娘よ、年齢に自由であれ、選択に幸せであれ!

別お題「『選択』と『年齢』」 Sponsored by SK-II   理想の30歳は、母だった。   結婚して、専業主婦になって、子どもが二人くらいいて、それなりの生活をしている。ほわーんとではあるが、日曜日の朝に母が焼いてくれた、ふわふわのパンケーキのように甘くて、やわらかくて、幸せな感じ。   きっと、どうやったって、そうなるだろうと思ってた。だけど、現実の30 […]

ありのままの自分なんて、いない。そろそろ、目を覚まそうと思う。

「……完璧主義なんですよね」     テレビを見ていて固まった。もっと優しい言葉を待っていたのに。相談した本人も、「あ、そうかも……」と納得しようとしていたけれど、目が笑っていなかった。 テレビで、最近結婚したモデルさんがスピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんに悩み相談をしていた。幸せそうで、なんの悩みもないように見えるのに、「人前で自然体でいられない」との相談。それに対して […]